ホビージャパンのミニカー、1/64 AE92レビンGT-Z のレビューをお届けする。
はじめに
ミニカーでレビン・トレノと言えばAE86で、それこそ様々なメーカーから星の数ほど発売されている。まあ某漫画の影響からか実車が未だに人気なので無理のないところであるが、レビン・トレノはAE86だけじゃないんだぞと筆者は言いたい。(決してAE86が嫌いな訳ではないのだが)
その想いが伝わったかどうかは分からないが、ここ最近はAE86の後継であるAE92やAE101のミニカーがポツポツと出始めている。
そんな中でホビージャパンから発売されたこのAE92、さっそくレビューをお届けしたい。
まずは一周
まずはぐるりと一回り。
モデルとなっているのは後期型で、ボディカラーは「シューティングトーニングII」というツートンカラーとなっている。
ここ最近の1/64モデルの精密度には驚くばかりで、本モデルもご覧のようにかなり実車に近いモデリングとなっており、満足度は高い。
黒い台座に白字のレビンのロゴもカッコ良くまとまっている。
ポイント
AE92レビンは当時は「ミニソアラ」と呼ばれていた事もあり、ソアラ譲りの精悍なフロントマスクもご覧の再現度。
ヘッドライトのイエローバルブも塗り分けで再現。
サイドから。
特徴的なツートンカラーは当時「黒金」や「黒銀」と呼んでいたが、正確には上は黒ではなく紺色に近い色。下はシャンパンゴールドのような色。
本モデルは下はともかく、上はもう少し紺色に近い方が実車っぽかったのでは?そんな印象。
ホイールは純正の14インチを装着。
この時代の純正ホイールは今のようなスタイリッシュなものは少なく、AE92も例外ではなかった。
形状的にブレーキ部分までは見えないため、キャリパーなどの再現度は不明。
ドア下部の「TWINCAM16 SUPER CHARGER」の文字もきれいに再現。
内装が上手く撮れずに申し訳ない。
内装はシート含め黒一色、メーターなどの塗り分けも特に見られず、ルームミラーは無し。
この辺りまあ仕方のないところか。
他、GT-Zの特徴でもあるブラックアウトされた窓枠もきちんと再現。
ただこの個体特有かも知れないが、リアウィンドウが若干浮き気味なのが気になる。
それからリアの熱線もきちんと再現。ドアミラーはメッキシール。
リアから。
よく見ると左右のグレード表記・車名表記もきちんと再現されている。
1/64でここまで再現するとは、やはりすごい時代になったものである。
また、写真では分かりにくいが、後期型の特徴であるリアスポイラー内のハイマウントランプも再現されている。
スーパーチャージャー搭載GT-Zの特徴である、ボンネット上のエアインテーク。
本モデルでは、厚みがほぼ一定の四角いパーツが単に乗っかっているだけという、あまりインテークっぽくない状態。
このモデルで唯一の不満点・・・。
他の再現度がかなり高いだけに、ここはちょっと残念。
上から。
こういうシンプルなハコ型クーペはやはり良い。
今の時代、こんなクルマを販売するのはもう無理かと思うが・・・。
まとめ
ホビージャパンのミニカーは全般的にクオリティが高く、本モデルも例外なく高い完成度を誇っている。
1/64であれば場所もとらず価格も手頃なので、コレクションには最適と思う。
また、本シリーズは他のカラー・グレードも入手済みなので、後日レビューしたいと思う。
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